8時間ダイエット

8時間ダイエットとは、1日24時間のうち、8時間で3度の食事を終わらせるという画期的なダイエット方法です。

アメリカの男性向けフィットネス雑誌「Men's Health」の編集者であるDavid ZinczenkoさんとPeter Mooreさんが共同で著した「The 8-Hour Diet」という書籍に掲載されているダイエット法で、著書の中で2人は24時間食べ続ける生活こそが肥満の原因であると提唱しています。

食事をとる時間帯は人によって異なりますが、たとえば朝7時に朝食をとり、昼12時に昼食をとり、そして夜20時に夕食をとった場合、1日3食食べ終えるまでに13時間経過していることになります。

一方、体に入った食べ物はすぐに消化・吸収されるわけではなく、まず口で咀嚼して飲み込み、胃でタンパク質を消化し、小腸で消化・吸収されたあと、さらに大腸で水分と残りの栄養素を吸収する仕組みになっています。

実際に消化・吸収にかかる時間は食物の種類によって異なりますが、胃でのタンパク質の消化は短いものでも1時間、長いものになると4時間以上かかる上、小腸でも消化・吸収に7~9時間かかってしまうことから、胃腸は食後8~13時間にわたって働き続けていることになります。

そのため、3食食べ終えるまでに13時間もかかってしまうと、前日の夕飯を消化し終える前に朝食を食べることになってしまうため、結果的に24時間常に胃腸を動かしていることになります。

休む間もなく働いている胃腸は疲労によって消化・吸収の機能が衰えてしまうため、便秘がちになったり、代謝が悪くなってしまうなど、さまざまな悪影響を及ぼすようになります。

8時間ダイエットでは、食事をとらない時間を16時間もうけることで胃腸に休息を与えることが可能となっており、消化・吸収機能を復活させて脂肪が燃えやすい体を作ることができます。

8時間ダイエットの効果

8時間ダイエットを実践すると、1週間で約5kg、6週間で約10kgの減量に成功できると言われていますが、具体的にはどのような効果を実感できるのでしょうか?

成長ホルモンの分泌を促進

人は空腹を感じると、胃の分泌液に「グレリン」と呼ばれる物質が含まれるようになります。

グレリンは28個のアミノ酸からなるペプチドで、成長ホルモンの分泌を促進し、食欲を増進させるはたらきがあることが明らかになっています。

成長ホルモンは体内の脂肪や糖質をエネルギーに変え、骨や筋肉を新しく作るという重要な役割を担っていることから、成長ホルモンの分泌が活発になるほど脂肪が燃焼し、ほどよく筋肉がついた引き締まったボディを手に入れることができます。

安眠で脂肪燃焼率アップ

胃の中に未消化の食べ物が入っていると、胃腸が活発に動いているため、体が休息モードに入れず、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅くなってしまうことがあります。

8時間ダイエットでは、8時間で食事を終えたあとは一切食べ物をとらないので、就寝前には胃に未消化のものはほとんど残らず、睡眠に集中することができます。

質の良い睡眠をとると、副腎皮質からコルチゾールと呼ばれる燃焼系ホルモンが大量に分泌され、タンパク質や脂質の代謝を促進してより痩せやすい体へと導いてくれます。

8時間ダイエットってどんな方法?

8時間ダイエットは食事をとる時間帯を守るだけのシンプルダイエットですが、さらに食事内容の見直しや簡単な運動などを取り入れると、よりスムーズに痩せることができます。

食事は1日8時間で終わらせる

8時間ダイエットでは、食事は8時間のうちに終わらせるのが原則となっており、残り16時間は一切食べ物を口にしません。

たとえば朝9時に朝食を食べたら、夕方5時までに昼食と夕食を食べ終える必要があります。

もちろん、8時間というルールを守れば、ライフスタイルに合わせて時間をずらしてもOK。あまり朝食の時間が早すぎると、日中に夕飯を食べることになってしまうので、夕食の時間から逆算して朝食をとった方がよいでしょう。

タンパク質豊富な食事をとる

8時間ダイエットでは、食事をとる時間帯さえ守れば、基本的にカロリー計算などは必要なく、好きな物を食べることができます。

ただ、より効率的にダイエットするには、筋肉の合成に不可欠なタンパク質を中心としたメニューを取り入れる必要があります。

具体的には、卵や赤身の肉、乳製品、ナッツ、豆類、ベリー類、穀物、色の明るい果物(りんごやオレンジ、いちごなど)、緑の葉野菜などが挙げられます。

これら8種類の食物から、1日2種類ずつを食事に取り入れると、効率的に筋力をアップさせることができます。

8分間の有酸素運動

脂肪は酸素を取り込むことで燃焼するため、筋肉がついたら定期的に運動を行うとよりスムーズに痩せられるようになります。

運動と言っても、ハードなトレーニングを行う必要はなく、負荷の少ない楽な有酸素運動でOK。

時間も1日8分間程度とごくわずかで効果を得られるので、運動が苦手な方でも無理なく毎日続けられます。

まとめ・考察

8時間ダイエットの最大のポイントは、「8時間のうちに1日の食事を終える」というルールさえ守れば、あとは通常の生活を送って良いところです。

食べ物の制限も特になく、好きな物を好きなように食べられるので、食事制限によるストレスを感じにくく、カロリー計算が苦手な方でも手軽にダイエットを始められます。

ただ、残り16時間は一切食べることができないため、空腹の時間帯をどのように乗り切るかが大きな課題となります。

特に日中学校や会社に拘束されている学生または社会人の方は8時間内に3食すべてを終わらせるというのはなかなか難しく、ライフスタイルによって実践できる人とできない人が大きくわかれるダイエット法と言えるでしょう。

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